白熱電球用ダウンライトをもっとも安く交換するには、

1、LEDダウンライトはまだ高いため市場でも最も安価なモデル、つまり白熱電球用、または電球型蛍光灯用を選択。

(あまり使用頻度が高くない場所で交換に数万円はかけたくない方向けですね)

2、自分で行う。いわゆるDIY。(ただし、電気工事士免許は必要です)

この2点ではないでしょうか。

普通の家庭についているものであれば交換はさほど難しくありません。ボードの穴を広げたり、小さいダウンライトに交換したいのであれば別ですが現状を維持したまま、直す意味での交換でしたら本当にお安く済みます。

【取り替え例はこちら】

長年使っていたためこんなになってしまいました。もう電気を入れても全く反応しません。むしろ危険ですね。

電気のスイッチを消して器具を引っ張りだすとこんな感じになります。天井の裏にあったとはいえ、劣化はものすごいです。電線はガチガチになっていて、剥きにくいことはよくあることで、器具に配線されているFケーブル(VVF)にいろんな物がくっついて劣化して抜きにくいこともあるあるのひとつです。中には折り曲げた時に亀裂がはいることもありますね。

【この時点で考えること】

その1、電線の劣化が激しかった場合。

→ここはもう電気屋さんに依頼した方がよさそうです。なぜなら分電盤からケーブルを再度引き直すのは素人にはちょっと難しいですからね。

その2、断熱材がしっかり詰まっていてそこで正しく使える器具を用意していなかった場合。

→正しい器具を選定してから出直しです。ダウンライトには必ずこういった表示があります。ご注意を。

【交換できる準備ができたら】

まず古い電線を抜きます。器具に付いているリリースボタンを(マイナスドライバーなどで)押しこめば大体は簡単に外れます。この時は出来ればブレーカーを落として電源が切れていることを再確認してくださいね。安全のため。

【新しい器具への取り付けについて】

机の上での作業ならまだしも、天井を開けてハシゴの上に立ち、そこで配線を切ってという時に意外と忘れてしまいがちなストリップゲージの話。ここが案外重要でして器具に書いてある通りに剥かないときちんと接点を持てずに問題が起こる原因になります。
長い場合:芯線が露出して埃などによる火災の可能性も。
短い場合:ただ単に届かないならまだいいのですが、中途半端に届いている場合、接点不良からバチバチ言い出すこともあるのでここは注意です。

この器具には13㎜のストリップゲージを取るように書かれています。ここは忠実に守りましょう。定規はなくともこの工具。電気工事士免許取得の際はもっとも便利な道具の一つとも言えます。現場での作業もDIYする人も人類必携のアイテムです。持ってて損はないです。

●ホーザン(HOZAN) P-958 VVFケーブルストリッパー 電工用工具

あとはきちんと電源側のW(白)と黒を守って配線へ。送り側の方の端子台を使っても問題はありません。

あとは設置へ。

E17電球型蛍光灯(これももちろんLEDに比べて安いです)

無事終了しました。

結果的に自分で行ったため工事費は0円

電球型蛍光灯用ダウンライト代 約1000円

電球型蛍光灯 500円

合計1500円で取り替えが出来ました。

たまに点ける場所ならこんな感じでもまだいいのではないでしょうか。

何度も言いますが、免許は持っていれば工事の知識や資格があるということなので一応安全に行えますが、2、3歩入り込んだ時の問題は解決できないことも多いと思います。(知識や経験がある方は別ですが)そこは電気屋への依頼はした方が絶対にいいと思います。ですので途中のポイントでそこに気づくことが大事ですね。

以上、激安かつ簡単で安全なダウンライト交換でした。

 

※注意事項
アカリのつぼでは、実験や体験などを通じて皆様の参考になるようブログを作成しておりますが、実際の製作や施工に関するご相談、お問い合わせに関しましては一切行っておりません。あくまでも自己責任による製作ということをご理解の上で参考にしていただければ幸いです。