グロー式蛍光灯器具の周波数 A/B共用(50/60hz) の配線について

周波数 A/B共用の配線

通常安定器に2本ある二次側の配線が A/B共用(50/60hz)の時は3本あります。色によって周波数が異なるので注意が必要で、きちんと図面にも説明があるので問題ないかと思いますが、問い合わせが多いので説明しておきたいと思います。

まず、この表示を。50hz、60hz共通となってます。

50hz、60hz共通とはどういうことかと言うと、日本中どこでも使えると言うことですが予め決めて結線をしないといけないということです。
切り替えスイッチが付いている器具もありますが、この安定器はそういうものは付いていません。
安定器に書いてある図を読み解くと、50hz地区で使うなら黒。60hz地区なら茶色。ということになります。

半田付けされている部分と図面の表示を参照してください。

白・黒・茶の3本に対して電源線は2本。

50hz地区は黒。
60hz地区は茶色。

関東での使用なので黒と白の電線を電源線と接続します。
結線にはワゴ・ライティングコネクター(WFR-2)を使うと便利で安心です。

【末端の絶縁処理】

使わない片方の電線は閉端の絶縁処理が必要です。工具をお持ちであれば片​側​が​閉​じ​た​形​状​に​な​っ​て​い​る圧着端子・絶縁被覆付閉端接続子(撚り線電線の接続用端子)などで行ってください。

 ニチフ 絶縁被覆付閉端接続子

電気工事をされる方であれば通常必ず持っているものですが、工具や部材をお持ちでなければ、むき出しになっている電線部分を切りおとり絶縁テープなどを使って絶縁してください。

絶縁ビニールテープで絶縁完了。あとは器具のカバーを閉めて完成。

【完成】

器具内部のことなので一見見えませんが万が一に備えたことなので絶縁処理は必ず行ってください。

以上、周波数 A/B共用(50/60hz) の配線について~グロー蛍光灯器具編~、でした。

【本日使ったアイテム一覧】

ワゴ(WAGO) WFR-2(JP) ワンタッチコネクター (221-412) 
電気化学工業(DENKA) #101 絶縁テープ ビニテープ (ビニールテープ)
プリンス ACS-3 プラグ付電源コード (棒端子/中間スイッチ付) 100V用

 

※注意事項
アカリのつぼでは、実験や体験などを通じて皆様の参考になるようブログを作成しておりますが、実際の製作や施工に関するご相談、お問い合わせに関しましては一切行っておりません。あくまでも自己責任による製作ということをご理解の上で参考にしていただければ幸いです。