殺菌灯の取付灯数の目安は?

最近は身近になった殺菌灯ですが、いわゆる空気殺菌をするのにどれくらいの広さの空間にどれくらいのワット数の殺菌灯を点けるべきかわからない人も多いのでは?

 

【灯数の計算方法】

室内の空気殺菌をする場合

公式 N=0.05V/HF に当てはめて

殺菌したい場所のサイズから計算します。

N:灯数 V:部屋の容積(㎥)H:灯具と天井の距離(m)F:灯具の係数

 

例1、空間サイズ =広さ4m×幅3m×高さ2m の場合

部屋の面積:12㎡ 高さ:2m

部屋の容積:V=4×3×2=24立方メートル

器具は直付け型を選び床0mの地点に設置 H=2

器具(15W型直付け器具)の係数:0.72

N=0.05×24÷2×0.72

そうするとN=0.8333

1灯に届かないので床0m地点に置いた場合、天井まで十分届かないということなるようです。なので床より30㎝ほど上げたところに設置すると、

N=0.05×24÷1.7×0.72

N=約0.98となり

24立方メートルの空間だと15Wトラフの殺菌灯器具が適当なサイズということになります。

【参考資料】

参考資料 DNライティング(紫外線ランプ総合カタログより)

空気殺菌の場合、この設定値で数十分点灯させると大腸菌の殺菌率が99.9%となるようです 。空気の流れなど正しい環境での設定が必要ですが必要なワット数を選ぶのには十分利用できると思います。

電球豆知識 (殺菌灯・細菌の生存率計算法) はこちら

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トラフの設置の場合、点灯中の殺菌ランプは直接見ないように対策を必ずしてください。

 

以上、殺菌灯の取付灯数~必要な台数の計算方法~、でした。

 

参照元
DNL
岩崎電気:紫外線殺菌