安定器は100V用と200V用の両方がありますが、どちらを選ぶべきでしょうか?

 100V用と200V用のどちらを選ぶべきか?

【形状の違い】

100V はどこにでもあるコンセント
200Vは準備しないと意外とないコンセント

100Vと200Vの違いは何?

簡単にいうと大きな電圧(200V)を使うことで100Vではできないようなより大きい電力器具を使うことができる。
IHクッキングヒーターや大容量エアコン、高照度照明器具などがそれに該当します。もし仮にこういった器具を100Vで稼働しようとしたらあっという間にブレーカーが落ちてしまうといったことになります。

気にすべき点は、今どれだけの電気が使える環境なのかということ。

水銀灯の安定器を例に400Wの水銀ランプを点ける場合を例に取ってみました。

 

まずは、取り付ける安定器のスペックを比較。

ボルト数 力率 初期始動時


安定時

品番(岩崎)
100v 低力率 11.5A


7.4A

H4T1A/B51
100v 高力率 7A


4.7A

H4TC1A/B51
200v 低力率 5.7A


3.3A

H4C2A/B352
200v 高力率 4A


2.2A

H4CC2A/B352
実際にランプを点灯するために必要な数値に当てはめましょう。
  •  100V低力率
  • 100V高力率
  • 200V低力率
  • 200V高力率
【100V低力率の場合】
 低力率100Vを選んだ場合、始動時に11.5A使うので通常のコンセント(15A)から取った時に1灯点けるのがギリギリですね。安定化しても次の安定器の初期始動時のアンペアの余力はないので点けることができません。
【100V低力率の場合】
高力率100Vを選んだ場合、始動時7Aまで下がるので同時に2灯点けたとして一応許容内となります。タイミングをずらせばより問題はないでしょう。
 ただ、400Wのランプだとこの灯数が限界ですね。
【200V低力率の場合】
低力率200Vだと始動時に5.7Aなので随分余裕がでます。安定化すると3.3Aになるのでうまくやれば3台までは行けそうです。
【200V高力率の場合】
高力率200Vならば、始動時4A、安定時2.2Aまで落ちるので単純計算でも4台は行けますね。

低力率と高力率の違い

100Vのコンセントから電源を取るとき、他に電気を使っていない場合は使える電力を15Aと計算に入れると、低力率も高力率もどちらも選ぶことが可能です。低力率安定器は初期始動時に11.7A使うため、他になにか使っているともうすぐに圧迫してますね。安定時でも7A使うわけですから残り8Aだとしてももう半分しかありません。その時に低力率の安定器をもう一つ追加、ということはできませんね。
価格は安いが性能は低い→低力率安定器
高力率安定器は初期始動時に7A。同時に二灯立ち上げても14A。気にしなくていいですね。安定化すればもっと余裕ができるので他にも電力が使えそうです。
価格は高いが性能も高い→高力率安定器
ということが言えます。
表からみると100V低力率と200V高力率は始動時の電流値が約3倍も違うことがわかりますね。
これはあくまでも理論値ですので環境によって若干の差はありますけどね。

<結果>
100Vから200Vに変えた場合、使える安定器の灯数が増えるということです。(低力率と高力率も同じ考え方です)

【メリット】
効率がよくなるのでたくさん灯数を点けられるということ。

【デメリット】しいて言えば、家庭用には200Vのコンセントはあまりないということでしょう。エアコンやIHなど使うご家庭に備わっていても部屋のどこにでもあるというわけではないですね。どうしても200Vをということであれば切り替え工事を行って使用するという方法はありますけどね。
だいたいどの家でも単相200Vに切り替えることは可能です。

 以上、100Vと200Vの違いにおける安定器の選び方、でした。

 

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