提灯で使う電線コードの作り方

お祭りなどの提灯で使う66ソケットへ取り付ける電線コードの作り方。

ここではFケーブル(VVF)を使って取り付けてみたいと思います。

※IV線とFケーブル(VVF)の違いは?
→外皮を取れば中はIV線(単線)になっています。

Fケーブルが剥ければどちらもできることになるので今回はFケーブルで説明します。外皮で守られているためIVと比べて耐久性などは格段に上でしょう。

それでは電線を剥いてみましょう。

電気屋さんでない方が使用する場合は必ず工具を使ってください。

ケーブルストリッパーでできること

この工具が1本あるだけでいろんなことが出来ます。
照明系・電気系DIYをするならこれは必須アイテムです。

HOZAN

ホーザン(HOZAN) P-958 VVFケーブルストリッパー 電工用工具

「測る」「剥く」「切る」「のの字曲げ」の作業がこの工具一本で可能です。

ホーザン(HOZAN) P-958 VVFケーブルストリッパー 電工用工具

 

<提灯コード(VVFケーブル)の剥き方>

10センチくらいを目安に切れ目を入れます。

軽く切れ目を入れると簡単に剥けます。中の線を傷つけないように本当に軽くで平気です。

ここで秘密兵器の登場です。

中間ケーブルストリッパーでできること

IV線(単線)用の電線中間 ケーブルストリッパー(皮膜剥き)

中間をストリップできるツールはかなり珍しいですね。

握って3スイング。ほとんど剥がれたも同然。

ナイフでは面倒な作業ですが、これならいとも簡単に被膜を中剥きすることができます。NGK(永木精機)工具専用メーカー製、かつ日本製。精度が違いますね。中間ストリップするならコレですね。

NGK(永木精機) SN-IV IV線(単線)用 ケーブルストリッパー 電工用工具

この作業に30秒かかりません。使ってみると専用工具はやはりすごいと実感します。

あとは蓋を締めていけばきちんと接点を持つようになります。

これで完成。

提灯コードを作る際の必須の3アイテムです。
本当は電気工事ナイフを使うのでしょうが、実に非常に切れにくい。
ですが、そのデメリットが逆に手や被膜などを切らないという安全面がメリットにもなっている面白い見方をするナイフなんですが、一般の方はあまり持っていない人が多いと思うのでここではカッターを使ってみました。
切りすぎには注意してくださいね。
(ちなみに被膜と皮膜はどっちも同じ意味のようですね。)

以上、提灯で使う電線コードの作り方、でした。

【本日使ったアイテム一覧】

ホーザン(HOZAN) P-958 VVFケーブルストリッパー 電工用工具
NGK(永木精機) SN-IV IV線(単線)用 ケーブルストリッパー 電工用工具
※注意事項
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